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研究に関するお知らせ
Tegafur-uracil配合剤の経口投与による子宮頸癌の予後への影響に関する後方視的調査
はじめに
子宮頸癌の一次治療法としては手術療法が選択されることが多く、再発防止を目的としての放射線療法が併用されてきました。近年、予後不良な子宮頸癌に対する全身療法としての補助化学療法の有用性が再認識されつつあります。
本研究ではTegafur-uracil配合剤の維持療法が予後に与える影響について後方視的に調査を行います。この研究成果によって将来の治療法の改善への貢献が期待されます。
対象
熊本大学医学部附属病院産科婦人科と関連病院(荒尾市民病院,熊本医療センター,熊本赤十字病院、熊本労災病院)において1993年4月より1997年3月までに一次治療を受けられた子宮頸癌の方を対象と致します。
対象者となることを希望されない方は、下記連絡先までご連絡下さい。
研究内容
Tegafur-uracil配合剤の維持療法を行った患者さんと維持化学療法を施行しなかった患者さんでその臨床背景(腫瘍の悪性度や進行度や予後や副作用)を比較検討します。
この研究を行うことで患者さんに日常診療以外の余分な負担が生じることは全くありません。
個人情報の管理について
個人情報漏洩を防ぐため、熊本大学大学院生命科学研究部 先端生命医療科学部門 成育再建・移植医学講座 産科婦人科学分野においては、個人を特定できる情報を削除し、データの数字化、データファイルの暗号化などの厳格な対策を取り、第三者が個人情報を閲覧することができないようにしております。
研究期間
研究を行う期間は承認日より平成29年03月31日まで
医学上の貢献
本研究により対象となった患者さんが直接受けることができる利益はありませんが、将来研究成果は予後不良の子宮頸癌における治療法の改善に貢献する可能性があると考えます。
研究機関
研究責任者:
熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学分野
教授・片渕 秀隆
研究担当者:
熊本大学医学部附属病院 地域医療支援センター 地域専門医療推進学寄附講座
特任准教授・田代 浩徳
研究担当者:
熊本大学医学部附属病院 婦人科
助教・坂口 勲
連絡先:〒860-8556 熊本市中央区本荘1-1-1 Tel:096-373-5269
担当:坂口 勲