教室紹介

教授挨拶

近藤 英治

教授 近藤 英治
(こんどう えいじ)

夢を追い続け 未来(=人)を創る

皆さんこんにちは! 熊本大学医学部産科婦人科学教室は、1896年(明治29年)私立熊本医学校に創設され、爾来120余年にわたり多くの英傑を育んでまいりました。私たちも、真理の探究や社会的使命に情熱の火を灯し続けた先人の精神を引き継ぎ、熊本から世界に向けて高い独自性を有する臨床および研究成果を発信するぞ!と日々夢を膨らませています。

人は夢を持つことで成長します。そして、「自分のため」ではなく「誰かのため」にその夢を実現しようと不断の努力を重ねることで、必ずや社会に貢献できる優れた人格見識を有する人材へと育ちます。私たちの教室では、患者さんに最善かつ安心・安全な医療を提供することを心の座標軸として、チーム一丸となり診療・研究・教育をおこなっています。女性を生涯にわたり支援する産婦人科学の領域は広く、周産期医学、婦人科腫瘍学、生殖内分泌医学、女性医学という全く異なる4分野があり、幸いなことに人生を賭けるに値する夢の種に事欠きません。私たちの教室に学んだ数多くの先輩が、良き医師、良き社会人として女性の心身の健康を守るのみならず、無限の可能性を秘めたこどもの誕生を支援し、社会に多大な貢献をしてきたことは周知のとおりです。

私たちの教室は、人材を宝と考えており、大学と関係病院が一丸となり、臨床や研究を通じて、20-30年先を見据えて、若い医師を育てています。私が小学生時代に夢中になり繰り返し読んだ本の一つに「宮本武蔵」(吉川英治著)があります。これは、生涯で60余回戦い無敗であった剣豪武蔵の苦悩と心の成長の物語で、「我以外皆我師」という境地にまで達した武蔵の生き方に心惹かれたものでした。育てるつもりが育てられ、ということは往々にあり、職場でも地位や職種に関係なく、互いを尊重し、感謝の気持ちを伝え合うことは大切です。皆が活き活き活躍し、チームとして最高のパフォーマンスを発揮できるよう、風通しのよい職場環境づくりに率先して取り組んでいます。

私たちは、若い医師が夢を追い、プロフェッショナルな産婦人科医として世界に羽ばたくことを全力で応援します。困難に挑戦する気概を持ち、夢に向かってワクワクしながら前進を続け、関わる全ての人が笑顔で成長できるような次世代リーダーを多数輩出する、皆が自然と集いたくなる教室を一緒に作っていきましょう!

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