研究に関するお知らせ

研究に関するお知らせ

胎児18トリソミーを出生前診断された妊産婦に対する看護研究について

はじめに

近年、出生前診断の精度が向上し、さまざまな胎児の病気が妊娠中にわかるようになってきています。18トリソミーは染色体の数の異常の一種で、先天性心疾患をはじめとするさまざまな病気を持ち、長期間生存することが難しい病気です。最近出生前に胎児18トリソミーと診断される方が多くなってきています。妊娠中に診断を受け、出産を迎える妊産婦さんへよりよい看護を提供できるよう、当施設で18トリソミーの子どもさんを出産した方々についての調査を計画しました。

対象

2011年1月から2021年4月までに当施設にて胎児18トリソミーを出生前に診断され、妊娠分娩管理を受けた女性およびその児

研究内容

診療録より、妊娠出産歴、当院受診時の妊娠週数、説明記録と発言内容、分娩時週数、出生前診断の時期、分娩方法、分娩時年齢、妊娠合併症の有無、児の合併症の有無とその後の転帰、1ヶ月健診時EPDS点数、その後の妊娠出産歴 を調査します。また看護記録より出産前後の愛着形成に関わる発言や行動を後方視的に評価します。

研究期間

熊本大学病院 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会の承認の日より2024年3月31日まで

個人情報の管理について

個人情報漏洩を防ぐために、個人を特定できる情報を削除するなどの厳格な対策をとり、第三者が個人情報を得ることができないようにしています。また研究が終了した後の資料はシュレッダーを通した上で廃棄します。

医学・看護上の貢献

この調査によって得られた情報は、この調査の目的以外には使用いたしません。調査結果は学会や論文で公表するなどして、18トリソミーを出生前診断され妊娠・出産を迎える方のサポートに活用させていただきます。個人情報が特定されるような情報公開は行いません。
この研究に同意いただけない場合は対象に含めませんのでお手数ですが下記にご連絡を御願いいたします。研究へ参加されない場合でも患者様が診療上の不利益を被ることはありません。

研究についてご不明な点がありましたら、熊本大学病院 西病棟7階までお声かけください。

研究機関

研究責任者:
熊本大学病院 西病棟7階 助産師 野﨑 静香

研究担当者:
熊本大学病院 西病棟7階 助産師 中村 絵里香
熊本大学病院 西病棟7階 師長 本田 万里子
熊本大学大学院生命科学研究部産科婦人科学講座・准教授 大場 隆

連絡先

〒860-8556
熊本県熊本市中央区本荘1-1-1 西病棟7階
Tel:096-373-7046

担当:野﨑 静香

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