学生・研修医からの声

日本産科婦人科学会に参加して

熊本大学医学部医学科6年 女性

 4月18日~20日の3日間、東京で行われた日本産科婦人科学会学術講演会に参加させていただきました。勿論学生なのですべての内容を理解できたわけではありませんが、どの講演も興味深く、産科婦人科分野の幅広さ、そして奥深さを感じることができました。産科婦人科学教室との出会いは3年生の頃、基礎演習という10週間の実習で卵巣癌の研究に関わらせていただいたことに始まります。その時から知っている先生方が学会で発表されている姿は特に印象的でした。

また、医学生フォーラムというプログラムに実際に参加させていただきました。医学生フォーラムは、産科婦人科に興味のある医学生が全国各大学より集まり、現代の産科婦人科分野に関する様々な倫理的問題についてディスカッション、発表を行うというものです。私は「出生前診断の明と暗」というテーマを与えられ、一生懸命勉強しパワーポイントなどの準備をして臨みました。しかしながら、100枚を超えるスライドで深い考察をしてきた人、産科婦人科で現在も研究を行っている人、海外で医療支援の活動をしてきている人など、私とは別世界のような学生が多く、フォーラム開始当初は私なんかが来てよかったのだろうかという気持ちに苛まれたのを覚えています。同じ6年生という立場ながら産婦人科医という将来の目標に向かって努力している同級生の姿は大きな刺激となりました。

  今回の学会参加に関して、熊本県産婦人科医会の先生方より旅費・宿泊費を補助していただいたと伺っております。将来の専攻科として産科婦人科を考えており、学会での3日間は本当に貴重な経験となりました。この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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